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トロピカル方式とサイデリアル方式 とは、占星術で使う黄道十二宮の起点をどこにするかを決める方法です。(どの星座にするかではなく、黄道上の12領域のどの領域を起点にするかを決めます。)
西洋占星術で使われている・・・・・トロピカル方式
インド占星術で使われている・・・・・サイデリアル方式
① トロピカル方式 |
春分点を基準に12領域の起点を決めています。 |
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しかし、紀元前2000年頃の春分点は、地球の歳差運動により、2150年に30度ずれることがわかり、現在の西暦2020年代では星座1つ分のずれが生じて、起点の白羊宮の背景には、おひつじ座からうお座に移動しています。
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現在の西暦2020年代の春分の位置と黄道十二宮の位置 |
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西洋占星術では、春分点の位置による起点を重要視していないので、起点が変わったとしても十二星座の順番に変更はなく、あくまでも1番はおひつじ座です。 |
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② サイデリアル方式 |
実際の星を起点に十二星座の領域を決めています。 |
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基準の星は、研究者により異なる方法があるため統一されていません。
一説では、紀元前150年頃にギリシャの天文学者ヒッパルコスが春分点の移動を発見したときに観測していた星が「おとめ座」のスピカではないかということからこの星を基準にします。
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現在の西暦2022年のスピカの位置で春分点のずれを確認します。 |
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2022年現在のスピカの位置は、黄経203°50′28″ですので秋分点(黄経180°)より約23度51分(203°50′28″ー180°)ずれていることになります。(春分点のずれも同じです。)
インド占星術で使われているインド暦制定委員会のラヒリ方式も同じ誤差になります。
西洋占星術が、バビロニアからギリシャを経由してインドに伝播されたとき、実際の天体の動きを重要視するインド占星術は、トロピカル方式を使わずに独自にサイデリア方式を使いました。
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